難航する米国の2つの財政問題・茶番劇で終わるか、それとも

「浅川嘉富の世界」へようこそ より【転載】  2013/09/26  
難航する米国の2つの財政問題
茶番劇で終わるか、それとも
8・27浅 
議員の足取りも重くなる10月の議会審議 (ロイター)
 
前回の「驚きのFRB議長の発言」に記したように、ここに来て再び米国の財政問題が世界から注目を浴び始めてきた。市場が注目している財政事情には下記の2つ問題がある。
① 新年度予算の成立
② 債務上限問題

政府閉鎖問題
目前に迫った問題点は、①の新年度予算の成立問題である。10月1日から始まる年度の予算が9月末日になっても成立しておらず、未だ議会通過の目処が立っていないのである。先日、議会下院では予算案を可決しているが、下院は医療制度改革に反対する野党・共和党が過半数を占めているため、改革の実施を延期することを条件とした法案として可決されている。

これに対して与党・民主党が過半数を占める上院では、改革の延期条件を前提としない修正案で可決を図ろうとしている。そうした中、昨日の上院議会では医療制度には反対するティーパーティーから支持されている保守派の議員が、夜を徹して演説するという一種の議事妨害で審議が先送りされてしまった。

このままでは、来週の週明けに予算案が通過しないまま10月1日を迎えることになり、政府の一部業務が停止することになりそうである。そうなれば、連邦捜査局(FBI)、教育省、国防総省、米環境保護局(EPA)などの政府機関の一部が閉鎖に追い込まれることになる。

期限直前まで続く、こうした瀬戸際の交渉劇は首都ワシントンではもはやおなじみの光景となっており、米議会の機能不全が鮮明な中で、またまた茶番劇が繰り返されることになりそうであるが、一歩間違ったら大問題に発展する可能性があるだけに、笑って見ているわけにはいかない。

米国では、1970年代、80年代から「政府閉鎖」はたびたび起きており、多くは数日間で終わっている。しかし、クリントン政権時代の95年には、史上最長の21日間の政府閉鎖が起きており、28万人の政府職員が自宅待機となったり、47万人の無給状態が続き、20万件のパスポート申請手続きが滞るなど、一般国民への影響も広がった。

当時はまだ米国経済が堅調で、 実体経済への影響が大きくなかったから救われものの、今は米経済は病み上がりの最中である。もしも、クリントン時代のように政府閉鎖が長引くようなことになれば、 個人消費にも冷や水を浴びせることになり、経済への影響も甚大となる。

債務上限問題
①の問題がクリアーしたとしても、米国はもう一つの問題、債務上限を引き上げるかどうかで、さらなる危機を迎えることになるかもしれない。ルー財務長官はこのままでは連邦政府が抱えた債務の上限が来月17日までに法廷の上限を超える見通しであることを明らかにしているというのに、議会の審議は一向に進んでいないからである。

議会の決定が下されないまま政府の資金が底をついて、もしも米国の国債がデフォルト(債務不履行)になるような事態に至れば、米国だけでなく、世界の金融市場が混乱することになり、株や国債の暴落という最悪の事態 を引き起こす可能性は大である。それは世界が恐れている世界大恐慌につながることになるかもしれない。

国債のデフォルト問題は2011年の8月以来、米国政府の喉に刺さった棘として、抜本的な解決策が先延ばしにされたまま2年以上にわたって続いている。しかし、共和党内の保守派が、上限引き上げの代わりに医療制度改革の廃止を法案に盛り込むよう要求し 続けるようだと、オバマ大統領が共和党との対立を鮮明にしているだけに、意見調整が難航することは必至である。

いずれにしろ、二つの財政問題を巡って来週から10月中旬にかけて与野党の駆け引きは続き、対立の溝が深まるることは避けられそうにないだけに、しばらくは米国議会の動向から目が離せない日々が続きそうである。

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驚きのFRB議長の発言・マネーのばらまき続けるFRB

「浅川嘉富の世界」へようこそ より【転載】  2013/09/20   

 驚きのFRB議長の発言
マネーのばらまき続けるFRB
9・25・浅   
「闇の勢力」の意向に従ったバーナンキ議長
 
ここしばらくの間、世界の経済や各国の財政問題は鳴りをひそめて表だった動きを見せずに来た。 世界を騒がせてきたユーロ危機をはじめ、米国のデフォルト問題、中国のシャドウバンキング問題など世界各国の経済情勢や財政問題に一向に改善状況が見られない中で、その動きは不気味なほど静かだったと言える。

そんな中、市場が最も注目してきていたのは、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融緩和策の縮小が、いつ、どのような形で始まるかという点であった。米国の量的緩和、つまり、2008年のリーマンショックで落ち込んだ景気を回復させるために、FRBは市場に第1弾、第2弾、第3弾と3回にわたって大量な資金を流し続けてきたわけであるが、その流れ にいつ、どのような形でストップがかかるかという点であった。

それだけに、17、18の両日行われた連邦準備制度理事会の連邦公開市場委員会(FOMC)後に行った、バーナンキ議長の緩和縮小せずという発言は、市場に大きな驚きを与え るところとなった。市場参加者の多くは緩和策の縮小、つまり資金のばらまきを年末に向けて終了することになると考えていたからである。

その結果を受けて世界の市場はどう動いたか? 市場への資金のばらまきが続くことになったわけであるから、当然市場は好感し国債価格は上がり(金利は低下)株価は上昇。議長の発言を受けて18日のニューヨーク市場はダウ平均は147ポイント高の15,677ドル、史上最高値の更新 となった。また世界中の市場も同様で、日本はもとより、ドイツ、イギリス、フランス、中国全ての市場が高値引きで終わった。
景気回復説の欺瞞が露呈
9・25・浅1  
量的緩和と称するマネーのばらまきが、いかに株価を押し上げてきたかが分かる
 
しかし、冷静に考えたら誰でもが不思議に思うはずである。なぜなら、5月以来金融緩和策縮小に向かう意欲を示し続けていたバーナンキ議長 が緩和縮小を見送ったのは、米国の景気回復が決して順調に進んでいないことを認めたことになるからである。

それでは、景気回復を声高に叫んで7000ドルまで下落した株式をわずか4年の内に、2倍の14000ドルを超えて、史上最高値の16000ドル近くまで上げてきた、市場の 景気回復論は偽りだったということになってくる。

GDP(国内成長率)は2%前後で止まっており、失業率も10%からは低下して来ているものの、まだ7.3%で リーマンショック前の4%台に比べれば高止まりしたままである。しかも失業率の低下要因は、私がこれまで何度も触れてきたように、高齢者の増加と職探しを諦めた人たちが大量に出てきたことである 。つまり実質的な失業率は、今でも9%前後で高止まりしたままなのである。

高級マンションが売れているのは、市民の購入意欲が高まっているからではなく、緩和マネーが流れ込んだ中国やインド、ブラジルなど新興国の資産家たちが資産運用として購入しているからである。完売したマンションに実際に人が住んでいる割合が10%に満たないのがその証拠である。

消費者の節約志向も景気回復が本物でないことを示している。全米各地で100円ショップの米国版「1ドルショップ」が活況を呈していることを見れば、それは明らかである。市民は決して好景気を実感し財布のひもを緩めているのではないのである。

なのに、景気回復論を声高に叫んで株価を市場最高値まで押し上げてきたのは、FRBが3度にわたって市場にばらまいた360兆円に達する膨大な「緩和マネー」を使って、カネの亡者と化した市場関係者たち が金儲けのために、博打相場を展開して来たからである。

それにしても、景気回復が遅れていることがはっきりしたというのに、史上最高値を付けるというのだから、なんともおかしな株式市場である。企業の業績や経済の動向を反映するはずの市場がいかに狂気じみて来ているかが読者にもお分かりになるはずだ。その裏に「闇の勢力」がうごめいていることは明らかだが、彼らは戦争景気の到来まで好景気、株高を維持していたいのであろう。
 
株高・債券高の行方
ということで、しばらくは米国を始めとした先進国の株高、債券高は続くことになるに違いない。再び、じゃぶじゃぶマネーが流れ込 むことになった新興国市場も回復基調になるかもしれない。しかし、FRBが際限なくいつまでも毎月850億ドル(8.5兆円)もの資金を投入して国債を買い続け、金利を抑えて続けることが出来るはずがない。

山高ければ谷深しである。この後に緩和縮小策に踏み切った時の衝撃は一段と大きくなり、谷底に向かって真っ逆さまとなることは間違いない。後はそれが いつになるかだけである。

次なる谷底転落の要因は、10月に底をつく米国財政の問題である。 政府債務はすでに現在法的に認められている、16.7兆ドル(1640兆円)まで膨らんでおり、借金の増額が議会で認められない限り、債務不履行(デフォルト)になることは避けられない。

ベイナー下院議長は、債務上限問題に関して先月末にすでに「簡単に問題解決に到れることを約束できれば良いと思うものの、申し訳ないがそんなことにはならない」と 、債務問題が2011年時のように大きな問題となる可能性が高いことを示唆している。 しかし結果的には、議会は暫定予算の延長策で今回もデフォルトの先延ばしを図ることになるのではなかろうか。その間、我々はマスコを通じて、その茶番劇を見聞きさせられることになりそうである。

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セサル・ラ・トーレ演奏会

「浅川嘉富の世界」へようこそ より【転載】 2013/09/17   
 セサル・ラ・トーレ演奏会
9・19・浅 
雲一つない秋晴れの空に浮かんだ、爽やかな富士山
こんな綺麗な姿を見るのは何ヶ月ぶりのことであった。
   
今日は朝から台風一過の日本晴れ、文字通り雲一つないさわやかな秋空が広がっている。こんな見事な青空を目にするのは6月中旬以来初めてである。そして、部屋の窓からは、すそ野から頂上まできれいに浮かび上がった霊峰富士や甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳の姿が見える。富士の勇姿がこれだけ全面的にくっきり見えるのは、世界遺産登録以来初めてのことである。

今回の台風15号の日本列島縦断は、各地に多くの被害がもたらすこととなり、被害を受けられた皆さんには大変お気の毒であるが、龍神様から知らされたところでは、今回の台風には大雨による浄化の他にもう一点、大変重要な意味が秘められていたようである。台風が通過した道筋を追ってみるとその秘密が分かるような気がする。いずれにしろ、水と火による清めの一つであったことは間違いない。

15日と16日、セサル・ラ・トーレ氏の演奏会が台風直撃のまっただ中で行われることとなった。

参加申込者は地元より遠方の方が多いだけに、ご来客の皆さんの足が止まるのではないかと心配されたが、15日の昼と夜の演奏会は満席。 昨日の昼の講演会は台風の直撃の真っ最中で、新宿からの中央本線や名古屋からの中央西線がストップとなったため、さすがに参加できない方が数人出たものの、近場の当日参加者がその方々に代わって来場され、大変に盛り上がった演奏会となったのには驚かされた。

札幌からの参加者はぎりぎり開演時間に間に合ったが、福岡からの方は伊丹空港経由で来場を予定されていたため、東海道新幹線や中央西線の不通により残念ながら参加が叶わなかった。岐阜から参加を希望しておられた方は、大変なご苦労をされながら塩尻駅まで来られたものの、とうとう時間に間に合わなかった。

その方には、本日改めてご来場頂き絵の展示だけをご覧頂くことになったが、なんとしてもセサル氏の演奏をお聴きになりたいという強い意志には、ただただ頭が下がる思いであった。今日は休日だが店を開けてゆっくりとご覧頂く予定である。

世界広しといえども蔵座敷の中で演奏されるアンデス音楽は初めてではなかろうか。蔵造りの会場での演奏会、単に音響効果が素晴らしいと言うだけでなく、300年という長い歳月のエネルギーが漂う中での演奏会であっただけに、セサル氏の演奏は参加された皆さんの心を揺さぶるところとなったようである。

実は今回の演奏会には、特別の意味が秘められていたようである。どうやら、参加された方々だけでなく、天の神々もご一緒に演奏をお聴きになられたようであるからだ。

セサル・ラ・ト-レ氏が演奏するアンデス音楽のメドレーと歌詞の中には、スペイン人に征服された人々の大変な苦難と悲しみの歴史が凝縮されており、南米に住む先住民やインカ人たちの長年の怨念の思いが秘められている。

徳乃蔵の床の間には、京都の絵師・加悦徹画伯が描かれた力作の龍の絵が掲げられている。実は、この絵に描かれた龍神様は徳乃蔵の守り神として、我が家に来られることになったようであるが、この龍神様の下に多くの神々様が集まられてセサル氏の音楽を聴かれることになったようである。

彼のの歌うインカ人たちの「思いの丈」(たけ)が、天界の神々様にお聞き頂けて、改めて先住民やインカの人々が長い間体験して来られた苦しみや悲しみの深さを感じ取って頂けたとしたら、セサル氏も長年の音楽活動の労苦が報いられたこととなり、なんとも嬉しいことである。

それにしても、なんとも不思議なご縁続きの演奏会であったが、参加された皆さんが深く感動された背景には、そんな背景が秘められていたようである。特に最終回の昨日の演奏会は、演奏を聴きながら無性に涙があふれて止まらなかったが、その後、なんとも言えない爽快な気持ちに包まれるところとなった。

演奏会後の東の空に浮かんだ3ヶ月ぶりに見る夕焼け空に包まれた壮麗な富士の姿が、私やスタッフ、また参加された人たちが感じた爽やかな気持ちを象徴しているようであった。      
 
天界へと通じた空間と化した演奏会場  
9・19・浅1     
昨日講演会終了後に、夕焼け空に浮かぶ霊峰・富士。 
夏山がこれだけくっきりと浮かび上がったのは6月以降初めてである。

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 転換期を迎えた地球 ・氷床面積を増した北極海

「浅川嘉富の世界」へようこそ より【転載】 2013/09/13
 転換期を迎えた地球
氷床面積を増した北極海
9・17・浅
注目が集まる北極海を覆う氷床。再びその面積は拡大していくことになるのだろうか。
 
地球は寒冷化への転換期を迎えたのだろうか? 
昨年の夏、7月、デンマーク領・グリーンランド島の氷がかってないスピードで融解し、わずか4日間で 日本列島の2倍もある島の氷床のほとんどが解けてしまったことは、「4日間でグリーンランドの氷床消滅の謎」に記したり通りである。

また今年6月22日には、「カオス突入を目前にした地球」で、記録的な寒さが続いていた米国北部のアラスカで、6月に入ると一転して27~30度という高温が続き、州都アンカレッジから 128キロメートルも北に位置するタルキートナ( Talkeetna )という小さな集落では、なんと、35.6度いう記録的な猛暑に襲われたというニュースもお伝えした。

更に8月22日には、「狂気化してきた世界の気象」の中で、北極海の氷が異常な速さで解けており、厚い氷の上に建てられたロシアの観測施設 に巨大な割れ目が出来たため、長年続けていた観測を急遽切り上げることになり、原子力砕氷船で撤退することになった記事も掲載したばかりである。

ところが、今月の3日付けの英国のデイリーメール紙電子版には、「今地球は寒冷化へ!、北極の氷冠が1年間で60%増加」という記事が掲載された。また、昨日の韓国のテレビ「KBS1」でも同様なニュースを大きく取り上げていた。

一瞬、耳を疑いたくなるようなニュースであるが、デイリーメール紙に掲載された昨年と今年の8月の氷冠の面積を見てみると、紛れもなく今年の方が遙かに大きいのが分かる(下図参照)。北極海の氷が最も小さくなる時期は毎年8月末頃である。観測史上最小だった昨年の氷冠の面積350万平方キロメートルに比べ、今年は520万平方キロメートルと50%も増加している。下の写真を見てもらえれば氷床の大きさの違いがお分かりになるはずだ。
9・17・浅1  
デイリーメール紙は今年の北極海の氷床は昨年に比べて60%も増加したことを伝えている。
ただ、1980年代に比べるとまだ半分しか戻っていない。来年の夏はどうなるのだろうか?
 
韓国テレビは、この夏のシベリア付近の気温が例年より低かったため氷の融解が少なかったからではないかと報じているが、シベリア地方が高温のため、約27キロ平方を焼け尽くす大規模な森林火災が発生していることは、「狂気化してきた世界の気象」に掲載した通りである。またシベリアに隣接するアラスカ地方の高温も同様である。

ロシアの観測隊が急遽撤退することになった事を伝えるロシア国営テレビ・RTR局のニュースでは、シベリア海の氷が減少しているため、ヨーロッパからアジアに向かう船舶がスエズ運河を渡る南回りのルートから北極海沿いの北西航路に切り替え始めているというニュースも伝えていた。

ところが、デイリーメール紙では大西洋から太平洋へ向かう北極海航路は今年1年を通して氷により遮断され、そのルートでの横断を予定していた20以上のヨットやクルーズ船は引き返すことを余儀なくなれている、とロシアのテレビ局とはまったく反対の内容の記事を掲載している。

両社の記事を読んでいると、少々頭が混乱してくる。一体どちらのニュースが正しいのだろうか? ただはっきりしていることは、減少し続けてきた北極海の氷床面積が、昨年、観測史上最小値を記録したあと、今年に入って一転増加に転じ、その増加の割合が50~60%という記録的な数値になったという点である。

また、記録的な猛暑を体験しているアラスカを含む米国や 、シベリアを含むロシア、またイギリスなど欧州各国が今年の冬から春先にかけては、激しい寒波に襲われていたことも事実である。 冬の終わりのペルーで、アンデス地方が寒波に襲われ25万頭のアルパカが凍死したことは、「狂気化してきた世界の異常気象」で報告した通りだ。

地球が氷河期に向かっていることは以前から何度も伝えてきているが、そういった観点から考えると、世界の気象が狂気化する中で、いよいよ今年は温暖化から寒冷化 への転換年となるのかもしれない。冠氷の極端な増減はその兆候 (シグナル)を目に見える形で、我々に示しているように思われる。

いずれにしろ、これから先我々人類は、「記録的な」「100年ぶり」「かって経験したことのない」と いった見出しで報道される異常気象に次々と遭遇することは避けられそうもなく、そうした中で、最後のカルマの刈り取りを体験することに なりそうである。
9・17・浅2
北極海のシロクマは再び広々とした氷床の上で過ごすことが出来るようになるのだろうか

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止むことなき米国の自然災害・自然災害のオンパレード・コロラド州

「浅川嘉富の世界」へようこそ より【転載】 2013/09/14   
 止むことなき米国の自然災害
自然災害のオンパレード・コロラド州
9・15浅         
北はアラスカから南はメキシコ国境沿いまで、ほぼ全域にわたって次々と記録的な自然災害に見舞われ続けている米国。その中でも、乾燥化と猛暑による山火事、大雨による洪水、竜巻 ・・・・・、その全てが集中しているのがコロラド州である。 今やコロラド州は 異常災害のオンパレードエリアと化したかのようである。

そんなコロラド州を中心とした米国西部で、またまた大雨よる洪水が発生、緊急事態体制が敷かれ る中、州軍による救助活動が続けられている。数年分の雨が3日間で降ったところもあり、 水位が6メートルも上がった地域も出ている。

「1年分が1日で」というセリフは最近日本でもよく聞く表現だが、「3年分が3日で」には驚かされる。 昨夜のABCテレビが今回の水害を1000年に一度の災害、と報じている意味合いが分かるようだ。

この歴史的な大雨は、いたるところで鉄道網の破壊、道路の寸断、堤防の決壊をもたらしている。その結果、250万人に影響が広がっており、 すでに4人の死亡が確認され、80人が行方不明となっている。最終的な被害状況が判明してくれば、被害の規模はさらに大きくなってくるのではなかろうか。

災害に遭遇しておられる皆さんには大変にお気の毒なことであるが、コロラド州やその周辺にお住まいの皆さんは、次々と発生する巨大災害をどのように受け止めておられるのだろうか? 遠からずしてやって来る地球的規模の大異変のシグナルとして受け止められ、心の備えに役立て られることを願うばかりである。

この秋、全国の7都市で上映が予定されている「Shift of the Ages」~マヤ族長老が旅した時間の軌跡~の中で、アレハンドロ長老が語る「目覚めよ!」のセリフが心に響く。 長老は「全てのことには”時期”がある。あなたはその時、 どう対処し未来にどんな種を蒔きますか?」と問いかけている。

  眠っているのなら、目覚めよ!
  休んでいるのなら、歩きなさい!
  夜明けの時が来た。役割が終わりに近づいている。
  立ち上がれ ! 全ての人よ立ち上がれ !
  一つのグループも取り残されるな。
  私たちは道を歩き続ける。 そして再び見るであろう。 かっての都市を。
9・15浅1
周囲が湖と化した住宅
9・15浅2
破壊された鉄道
9・15浅3
洪水に押し流された車の中からドライバーを救助する人々
9・15浅3
腰の高さまで水に浸かって避難する住民
9・15浅5
半分水に浸かりながら走る車

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徳乃蔵ニュース ・無事終了「切り絵展」・アンデス音楽と絵画展

「浅川嘉富の世界」へようこそ より【転載】   2013/09/06  
徳乃蔵ニュース
無事終了「切り絵展」
思いがけなくも予想を遙かに超える多くの方々にご来館頂き、無事和宙君の切り絵展を終えることが出来た。その多くの方が 、東京、名古屋、大阪を始め、九州や北海道、中四国地方など遠方からお出で頂いた方々であったことは、なんとも嬉しい限りである。

驚きであったのは、一度ならず二度、三度と足を運ばれた方の中に、近郊の方だけでなく 岡山や和歌山など遠方の方が何人かおられたことであった。和宙君の作品の持つスーパー・パワーが見る人をしてそうさせたに違いない。、拙著やHPを読みながら普段講演会 に参加できなかった人たちやそのご家族の方々がたくさん含まれていたことも、また驚きの一つであった。

来館者の中には、欧米人を伴侶に持たれた方も何組かおられ、ご主人がケルト人であるご夫妻からは、ケルト人と日本人との間には遠くレムリア文明 につながるご縁があることをお聞きする ところとなった。長い間世界を探索する中で、ケルト人とレムリア文明のつながりには関心を持っていただけに、思わぬところで興味深い話をお聞きすることが出来た。

最終日の閉館間際に来館頂いたのは、ロサンゼルスに40年ほど住んでおられる方であった。長い間私のHPをご覧になっておられたようで、『龍蛇族直系の日本人よ!』に登場する和宙君の切り絵を、なんとしても見てみたいと思ってやって来ました 、と語っておられた。それにしてもぎりぎりセーフで間に合ってよかった!! ホッとしているのは私よりご手配なされた龍神様の方かもしれない。

アンデス音楽と絵画展
9・12・浅     
先般ご案内したように、徳乃蔵ギャラリーでは31日からセサル・ラトーレ氏の絵画展「私のクスコ」が開催されている。セサル氏は私のこれまでのペルーでの学校建設にお手伝い頂い ている人物で、既に10年ほど親交が続いているのだが、実は彼が絵を描くことはまったく知らずにいた。

今年の春の大阪講演会で、スタッフとしてお手伝い頂いている彼の奥様からお聞きして始めて知った次第である。実は奥様自身も長い間知らずにおられたようで、昨年の暮れ頃彼がスケッチをするのを見て驚かれたとのことであった。

彼の父親・ヘスス・ラトーレ氏が ペルー政府から勲章を頂くほどの超一流のモノクロ画の大家であることはク、スコのご自宅で素晴らしい絵を拝見した時から承知をしていたが、 ご子息のセサル・ラトーレ自身がペルーを代表するミュージッシャンとは別に、画家としての才能を持っていることはまったく知らずにいた。

それだけに、帯広講演会から帰宅した翌朝、ギャラリーに展示されていた彼の作品を初めて見て、大変驚かされた。作品はまさにお父上の素晴らしい才能をそのまま受け継いでおられたからである。「天は二物を与えず」という 諺(ことわざ)があるが、どうやら天は、時には二物を与えることもあるようだ。

今回の「私のクスコ展」では、芸術賞を頂いたお父様の描かれた作品も数多く展示させて頂いたのでご覧頂きたい。お二人の作品にはマチュピチュ遺跡やクスコの街並が描かれているだけに、彼の演奏するアンデス音楽を聞きながらご覧頂ければ、より大きな感動 を感じられるに違いない。

また、15日、16日の演奏会は音響効果抜群の座敷蔵で行われるだけに、ギターだけでなく縦笛やケナーの音がどのように響くか楽しみである。なお 、300年の時の流れが漂う部屋の中でゆったりとお聞き頂けるよう、定員数を25名と少なくしたため、残りの席が少なくなっています。ご参加をご希望される方は 満席になる前に急いでお申し込み下さい。 

なお私の方からシリア情勢などについて、時局の話もする予定です。 詳細は「徳乃蔵ニュース」をご覧下さい

9・12・浅1
ボマカンチス村 ヘスス・ラトーレ作
9・12・浅2
マチュピチュ遺跡 セサル・ラトーレ作 

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 不思議な現象・輝く夜空

「浅川嘉富の世界」へようこそ より【転載】    2013/09/09   
 不思議な現象
輝く夜空
9・10・浅
家の近くから見た輝く夜空。周囲の空は真っ暗なのになぜか
富士山方向の一角だけが明るく輝いていた。
「怒る龍神様」に掲載したように、8月14日の夜、上弦の月が異様に赤みがかって見えた。その後、きれいな彩雲と見事な二重虹が見えたことも「彩雲と虹」に掲載した通りである。不思議なことは続くもので、今度は夜空の一角が異様に明るく照らされる不思議な現象を見ることになった。

昨夜、夜10前、近くに住む知人から東の空が異様に赤く染まっているので、見て欲しいという連絡が入った、急いで窓を開けてみると、東側地平線の上空の雲が異常に明るく光っていた。周辺の真っ暗闇の空の状況と比べると異様である。車で近くを走って色々な角度から眺めてみたが、薄く赤みがかった雲の輝きはどこから見ても同じように見える。

ふと思い出したのは、幼少の頃に見た甲府の街が空襲で焼かれ一面が赤く染まった不気味な夜空であった。昨夜は新月から3日目、まだ月はほとんど顔を見せていないので、月の明かりが反射していることはあり得ない。甲府市周辺で花火大会など特別の催しものがあったたとしても、夜半の10時半や11時では遅すぎる。(確認したところその種の行事は行われていなかった)

明るい輝きはおよそ2時間ほど続き、次第に薄らいでいった。一体何が要因だったのだろうか?
街の明かりが何かの理由で反射した現象であったのかもしれないが、気になったのは我が家から見た方向がちょうど富士山に向かっていたことである。明るく照らされた雲が甲府市の上空の雲だったのか、さらにその先の富士山周辺の雲だったか、夜であったため確かめることが出来なかった。

それにしても富士山はこの1週間、まったく姿を見せてくれない。今日は晴天だが富士山周辺は入道雲に遮られまったく姿が見えない。先月末に垣間見えた2~3日を除くと1ヶ月近く連日こうした富士隠れの状況が続いている。東京方面とか静岡方面からは時々見えることがあるようだが、西方の八ヶ岳山麓方面からは完全に隔離されたままである。
9・10・浅1 
家の窓から見た夜空 22:40分頃 
夜半だというのに、まるで夕焼け空のように赤く染まって見える。

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拡大するヨセミテ国立公園の 森林火災 ・サンフランシスコに緊急事態宣言

「浅川嘉富の世界」へようこそ より【転載】
2013/08/27

 拡大するヨセミテ国立公園の 森林火災
サンフランシスコに緊急事態宣言
9・05浅
カリフォルニア州のヨセミテ国立公園の山火事は止まるところを
知らず、全米最大の大災害に発展する可能性が出てきている。
 
猛暑と乾燥
先日、シベリアの森林火災の記事を書いたばかりであるが、今度は米国・カリフォルニア州の山火事のニュースである。

米カリフォルニア州の観光地、ヨセミテ国立公園に隣接する森林で17日に発生した山火事は、26日も拡大を続けており、火の手は同公園内にも広がって来ている。焼失面積は 25日時点で5万4000ヘクタールに上っており、同公園でも4850ヘクタールが焼失。広報担当によると、この影響で公園西側の一部エリアが閉鎖され、13のキャンプ場で避難命令などが出された。

消防士2800人余りが出動し、上空から飛行機やヘリコプターが消火剤をまくなどして、ヨセミテ国立公園での延焼をなんとか食い止めようと消火作業に当たっているが、2 5日時点で消火活動で鎮火した面積はわずか7%に止まっている。別荘など約4500棟が危険にさらされており、後ろ髪を引かれる思いで避難する住民らの姿 がみられている。

サンフランシスコの飲料水の87%を供給している貯水湖にはまだ距離があるようだが、風で流されてくる灰で水が汚染 され始めており、市民生活に影響が及ぶ恐れが出てきている。また延焼が広がる可能性のあるエリアにはサンフランシスコ向けの送電線が走っており、延焼を食い止められない場合にはサンフランシスコ大停電の可能性も出て来ている。

そのため、カリフォルニア州のブラウン知事は23日、サンフランシスコ市に電力や水を供給するインフラ施設にも被害が出る可能性があるとして、山火事が続いている地域に加え、同市にも非常事態宣言を出した。
 
降雹と洪水
カリフォルニア州で高温と乾燥が続く中、同じ西部でもカリフォルニア州よりやや東に位置するコロラド州やワイオミング州では大量の雹と豪雨で被害が広がっている。先週末コロラド州では大粒の雹が大量に降り道路が一面20センチほど雹で覆われ、真夏だというのに、除雪車が出動する事態となった。またワイオミング州では豪雨のため洪水が発生し、多くの住宅が水につかり交通にも支障が出ている。

猛暑と乾燥で山火事が起きている一方で、降雹と大雨。広い米国といえども同じ西部地域でこれだけ真反対の気象が発生しているのだから、「狂気的な異常気象」と呼ばざるをえなくなってくる。因みに大量の雹が降ったコロラド州の8月の気温は、州都デンバー付近で最高気温が30度、最低気温は14度である。
9・05浅1   
動かなくなった車の前にたたずむドライバー。気温低下のためセーターを着ている。
9・05浅2         
真夏の8月に雪上車が出動 
9・05浅3        
車のホイルが半分埋まっている
9・05浅4       
半袖姿の女性が寒々しく見える

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シリア子供難民100万人を超す*悲惨な子供たち

「浅川嘉富の世界」へようこそ より【転載】
2013/08/26   

シリア子供難民100万人を超す
8・27・浅   
 
悲惨な子供たち
シリアの内戦は日々拡大する一方で、犠牲者と避難民の数は増すばかりである。どうやら化学兵器 (サリンガスなどの神経ガス)も本格的に使用されだしているようで、 「国境なき医師団」は医療支援しているダマスカス近郊の病院で、神経ガスによる症状が見られる3600人の患者と355人の死者を確認している。

テレビに映り出される、もうろうとした目で苦しみもがく犠牲者の姿を見ていると、目を覆いたくなってくる。 何よりも痛ましいのはそうした苦しむ患者の中に、たくさんのいたいけな子供たちが含まれていることである。いつ果てるともなく続く、同じ国民同士の憎しみ合い殺し合いの修羅の世界は、まさに地獄絵そのもである。

シリア政府と反政府の両陣営は互いに相手側の使用を非難しあっているが、米国が情報機関の分析から 、政権側の化学兵器使用を確認したとする一方、ロシアは反体制派が使用した可能性が高いとする報告書を国連に提出。その真相を突き止める役割を担っている国連は、未だに 十分な調査が出来ずにいる。一時も早い現地調査が待たれるところである。

こうした状況下で、隣国トルコ、イラク、ヨルダン、レバノン、エジプトへ逃れる避難民の数は、国連UNHCR協会の調べでは8月8日現在で190万 人を突破、その多くが女性と子供である。そのうち子供の数は100万人、その中には国内の戦闘行為によって両親 をなくしたり、離ればなれとなった子供たち3000人が含まれている。

そうした子供たちの多くにストレスやトラウマなどの病状が見られるようであるが、さらに心配なのは彼らが人身売買や性的虐待の対象になっていることである。 人の不幸を商売にしようとする悪魔のような人間どもの魔の手がここにも伸びてきているのである。平和ボケした日本人には信じられない人も多いかもしれないが、それが今の世界の現実なのだ。

なんとも痛ましい限りであるが、我々にできることことは、避難先で支援活動を続けている「国連UNHCR協会」や「国境なき医師団」に支援金をお送りし、子供たちにより安全な環境を与えてもらうこと を願うしかない。なんとも歯がゆい限りであるが、あとは1日も早い内戦の終結をを祈るだけだ。

そんなわけで、これまでの講演会と「徳乃蔵」の収益金の一部を、両団体に寄付させて頂くことにした次第である。講演会参加者と徳乃蔵来館者の皆さんの 慈愛の心が共に届くことを願っている。併せて、講演会参加者から頂いた寄付金も一緒にお送りさせて頂いたことを、ご報告させて頂く。
8・27・浅1  
ケニアのダダーブ難民キャンプに次いで、世界で2番目に大きなヨルダンの
ザータリ難民キャンプには12万人が住んでおり、その多くが女性と子どもである。
8・27・浅2      

レバノン、エジプトに内戦の危機が
8・27・浅3  
シリア難民の避難先(国連UNHCR協会資料より)
 
こうした惨状が続いている中、シリアの悲劇に呼応するがごとく、66万人が避難しているシリア難民の一番の避難先であるレバノン国自体が、アサド政権を支持するシーア派の武装組織・ヒズボラと反政府派を支持するスンニ派との間で抗争が多発 しはじめ、内戦に向かう可能性が出てきている。

24日にレバノン北部の都市トリポリにある2つのモスクの前で起きた同時爆弾テロでは 、金曜礼拝に参加していたスンニ派の42人が死亡し、500人以上が負傷。23年前に内戦が終結して以来最大の死傷者が出る事態となった。 どうやら激しさを増す宗派間の対立は、再びレバノンを内戦へと向かわせ始めたようである。

一方、エジプトでは事実上の軍によるクーデターによって、モルシ前大統領が政権の座を追われた後、ムスリム同胞団と軍をバックにした暫定政権との間の抗争 が激化し、既に1000人近い死者が出ており、抗争は泥沼化しようとしている。仮に暫定政権が軍部の力を借りてムスリム同胞団を押さえたとしても 、やがて反ムスリムは派が内部分裂することは必定で、その先に待っているのはもはや内戦しかない。

こうしてみてみると、シリア難民の避難先であるトルコ、イラク、ヨルダン、レバノン、エジプトの5ヶ国うち、国内の抗争が発生していないのはトルコとヨルダンだけである。もしもレバノンやエジプトが本格的な内戦状態とな ったら 、シリアだけでなくレバノンやエジプトの難民は一体どこに逃れたらよいのだろうか。

元陸上自衛隊小平学校長の榊枝宗男(さかきえだ・むねお)氏は、「日本では到底理解できない複雑多様な中東は、まさに戦争と平和、豊かさと貧しさ、誇りと屈辱、現代と古代、テロとゲリラ、人間と神、宗教と科学が共存し、混在し、融合し、対立する複雑多様な地域である」と述べている。

まさに榊枝氏の言われる通りである。この複雑多様な世界は太古から続く争いのカルマが生み出した世界であるだけに、今この地で、本格的な宗派間(シーア派対スンニ派など)の対立が発生し、そこにイスラム教 対 ユダヤ教の宗教間の対立が加わるようになったら、もはや止まるところ知らずとなること必定である。その先に待っているのは、「ハルマゲドンの世界」であり「地獄絵の世界」である。
8・27・浅4  
シリアの内戦(ロイター)  
8・27・浅5  
レバノンの内乱 8月24日の爆弾テロで破壊された教会(スペインTVE)  
8・27・浅6
 エジプトの内乱 ムスリム同胞団と軍との衝突が続くカイロ 8月14日(ロイター)

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 狂気化してきた世界の気象・ 拡大するシベリアの野火

「浅川嘉富の世界」へようこそ より【転載】
2013/08/22   
 狂気化してきた世界の気象

拡大するシベリアの野火
8・26.浅  
  シベリア東部で発生した森林火災
 
この夏にロシア・シベリア地方で発生した野火は拡大し、7マイル地域(約27キロ平方)を焼け尽くすひどい状況になっている ようである。

2010年、2011年の夏に発生したロシアの中部、西部一帯の森林火災については、「荒れ狂う世界の天気 1」、「再び始まったロシアの森林火災」で記したので、読者は当時首相であったプーチン氏が陣頭指揮をとって鎮火に努めたことを、記憶しておられることと思うが、どうやら同じ森林火災が今年はさらに緯度を上げてシベリア地方で発生しているようである。

我々はシベリアと言えば極寒の地、かっては日本の兵士も収監され過酷な重労働に就かされた身の凍る地と考えがちである。ところが、それは昔のこと、彼の地は今や温暖化の影響を低緯度地域に比べて2倍も受け、夏期にはなんと東京並に温度が上がり乾燥化する状況になって来ているようである。 北極海の氷が融解し始めたため、急遽、ロシアの観測隊が引き上げざるをえなくなったのもそれゆえである。

そのため、いったん草木に火がつくと燃え広がり、場所が場所だけにロシア政府も手の打ちようがないらしく、自然消火を待っている状況にあるようだ。2010年、2011年の森林火災は泥炭層の発火が原因であったが、 シベリア地方のこの夏の気温が32度だというから、今回の火災も同様な原因によるものかもしれない。

それにしても、真夏といえども15度を超すことのなかったシベリア地方が、32度と言うのだから、驚かされる。掲載した極寒の地で燃え広がる野火の写真を見てもらえれば、「100年ぶり」「記録的な」「かって経験したことのない」と言った見出しで報道されている最近の異常気象の中でも、ひときわ衝撃的な光景であることが分かるはずだ。

もはや最近の気象は「異常気象」と言うよりは「狂気的な気象」「異常気温」と言うより「狂気的な高温」と呼んだほうが的を得ているように感じられる。下段に掲載した、猛暑で道路が高温化し燃え上がる車両と、川に食卓を持ち込んで食事する中国の珍風景も、同様な写真の1枚である。
 
「Faun kime」というブログには、最近のシベリア地方の異常気象と6月に発生した森林火災について次のような記事が掲載されていたので、参考にして頂きたい。
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シベリアは凍りついた風景と、貧しい身なりの囚人たちが凍りつかないまでも、死ぬまで働かされた過酷な強制労働収容所を彷彿させるイメージでいっぱいだ。確かに、ここは厳しい亜北極の天候条件、そして野火が起こりうる最後の場所として知られている。 

だがもはや、そうではない。シベリアの「夏」の気温が通常華氏60度(摂氏15度)であるのに、この夏はそれが華氏90度(摂氏32度)にまで急上昇している。アラスカからシベリアまでの亜北極地帯は急増するひどい野火の季節と化してきている。

アラスカの北方にある森でも、こうした野火の活動は“過去1万年のどの時期よりも高い”ことが、ディスカバー・マガジンにトム・ユルスマンが書いた一文によってわかる。現在、シベリアでは煙が推定4万平方マイルの地域を覆っており、政府関係者の報告によると、少なくとも森林の7マイル地域(約27キロ平方)は現在燃えているとのことだ。

原典:ディスカバー・マガジン、ウェザー・アンダーグラウンド(寺石容一氏訳)

Siberia sparks the imagination with images of frozen landscapes and an archipelago of cruel Gulags where poorly clothed prisoners are worked to death, if they don’t freeze first.

Indeed, it is a region known for its harsh, sub-arctic weather conditions- and one of the last places you’d expect to find a heat wave.

Not anymore. While a Siberian “summer” usually consists of temperature in the high 60s (Fahrenheit), this summer it’s leapt to 90 degrees.

Sub-arctic regions from Alaska to Siberia are also experiencing increasingly horrible wildfire seasons. In Alaska’s boreal forest, fire activity is “higher than any other time in 10,000 years” as Tom Yulsman writes in Discover Magazine.

Right now in Siberea, smoke covers an estimated 40,000 square miles and government officials report that at least 7 miles of forest are currently ablaze.

Sources: Discover Magazine, Weather Underground.

8・26.浅1    
猛暑で道路が高温化し燃え上がる車両と、川に食卓を持ち込んだ珍風景(中国)
8・26.浅2

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生きる力 ゲンマイ
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2016年1月1日 新年を迎え、日本に生まれた幸せをかみしめ、日本人で有る事の誇りを持ち、 生きる喜びを持ち続けたいと願いました。
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2011・2012この凄まじい年を生きている。幻想の世界が終り2013より今現在考えの及ばない 世界に入ると云われている。*私達の力がどれ程強いか、自己主権を持った者であり自由であるそれが現実です。意識が自由になって初めてそれが外に現れると。本当の自分を思い出す時が来た(ジョージ・カヴァシラス)